MacでOpenCVに入門するよ〜準備編〜
最初にOpenCVのライブラリをインストールするんですが、さらっと調べてみるとMac使いの人はMacPortsで"sudo port install opencv"するという方法がよく示されてますね。すでにMacPortsも入ってるし1行実行すればインストールできるというお手軽さなので、さくっとやって見ましたが難なくインストール完了します。
でも、ちょっとひねくれ者なので今回はOpenCVのソースをとってきて手動でライブラリをビルドしてみる方法をやってみました。
OpenCVのソースを手に入れるよ
OpenCVのサイトのDOWNLOADのページからOpenCV for Linux/Macをクリック。SourceForgeに飛ばされてソースのZIP(現時点で最新のopencv-2.4.8.zip)をダウンロードが始まります。
ダウンロードが完了すれば適当な作業ディレクトリに展開します。今回はopencv-2.4.8.zipを/Users/rohi/opencv-2.4.8 に展開したことにします。
Xcode用のプロジェクトファイルを作るよ
opencv-2.4.8はcmakeを使ってXcode用のプロジェクトファイルを作れます。cmakeは...えっと..."sudo port install cmake"してインストールしておきます。(ありがとう!MacPorts!)
cmakeのデフォルト動作では、ビルドで生成されたライブラリやヘッダファイルのインストール先が管理者権限が必要な/usr/localになります。今回のビルドやインストールはまだまだお試しなのでローカルで確認したいと思い/Users/rohi/opcvを指定しました。configureの--prefix=DIRみたいなもんです。
cd /Users/rohi/opencv-2.4.8
cmake -DCMAKE_INSTALL_PREFIX:PATH=/Users/rohi/opcv -G Xcode
これで/Users/rohi/opencv-2.4.8/OpenCV.xcodeprojができあがります。
XcodeでOpenCVのプロジェクトをビルドしよう
あ、そうそう。Appleの方針により我がMacBook Earyl 2008はOS 10.7.5までしかアップデートできません。そして利用可能なXcodeは4.6.2です。いつか新しいMacを手に入れたら、最新のXcode用で試してみたいなと。
プロジェクトを開いたら、[Product]-[Scheme]からinstallを選択してビルドします。
ビルドが成功したらcmakeで指定した/Users/rohi/opcvにbinとincludeとlibとshareの4つのディレクトリとしてインストールされます。
今回はここまで!